2022/12/22 21:24

こんにちは。

Royal Blue Gallery、Yosukeです。

今回はショアブレイクの撮り方をご紹介します。
実はショアブレイクについて本格的に追い求め始めたのは意外と最近で、2019年ころから撮影しています。
最初のころにブログで撮影方法について語っていたこともあるのですが、改めて興味のある皆様へご紹介できればと思いました。

ちなみに、ShoreBreak(ショアブレイク)ってなに?ってなると思うのですが、こちらのようなお写真がショアブレイクを写したものです。

どうですか?大迫力ですよね。
Shore Breakというのは、波が波打ち際で弾ける際のことを言います。
この、波打ち際で弾けるShore Breakを水中に入って、水の渦(チューブ)の中から撮影すると上のような写真が撮影できます。


と言っても、波は一瞬で盛り上がってチューブになり、砕けていくので撮影は大変です。最初の一年くらいは思うような写真が撮れず、かなり苦労しました。

Shore Breakの撮影を始めたころの写真。
この写真を撮った時も水の中で撮影し続けて3時間、やっと撮れてこんな感じでした。


さて、どのように撮影するかという話ですが、極論のコツは、海に行き続けることでした。
とにかくウエットスーツを着て、水中ハウジングやGopro(僕の場合はGoproを多用します)を用意し、砕ける波に向かっていきます。
そして、撮りまくります。撮影中は基本的に波に飲まれることになります。なるべくやり過ごせるように、波が砕けるまで耐えて、一気に深くまで潜ることで、波のインパクトから身を守ることが出来ます。

※チューブになる波は人の背丈より大きくなることも良くあることで、大変危険です。海や水に抵抗のある方、自信のない方は諦めてください。もしくはスイミングスクールに通うのも手です。


(大波を潜って回避したと思い、水中から顔を出したら襲ってきた波。思わず撮影しましたが、その後はグルグルと波に巻かれました)

写真撮影の中でのコツは、一眼レフの場合、ピントを合わせる難易度が高いので、うまくいかなければ置きピンと言って、ピントをマニュアルで固定し、広角レンズで撮影します。
そうすることでピントが合う場所が多くなり、ミスショットが少なくなります。
シャッタースピードと絞り値はトレードオフですが、なるべく絞ってなるべく早く、シャッターを切れるといいでしょう。ISO感度を高められるフルサイズセンサーのカメラだとやりやすいかもしれないです。

是非、トライしてみてください(マニアックですよね)

僕が好んで使うのはGoproです。Goproは耐衝撃性があり、大きな波でも不安なく突っ込んでいけます。
フローティという防御材を付けることで、Goproを守ってくれ、さらに水没させても水に浮かんでくるので安心です。

Goproは水中専用のグリップを装備して、撮影しています。
波が砕ける瞬間、小さな筐体を前に突き出しながら、ボディーサーフィンをする要領で、波を撮影します。

(ボディーサーフィン)

大きな波の場合、砕ける瞬間に水中に潜るのは一緒です。少しでも欲張ると洗濯機のようにグルグルと水中で巻かれてしまいます。

撮影時のコツは、とにかく連射モードにすること。そして、波が砕ける瞬間と、撮影開始ボタンを押すタイミングを練習してください。

大波の撮影に成功すると、現実かと疑う様な様な素晴らしい世界を見ることが出来るかもしれません!

波が水面にリフレクションしながら迫ってくる姿や、大きなチューブに包まれる瞬間を撮影できた時は、最高ですよ!



先ほども書きましたが、危険を伴う被写体なので、自信のない方はお勧めしません。

ですが、海はいつでも受け入れてくれます。歩みを進めるか、外から見ているだけか、それは覚悟であり、どこまでやりたいか、という意思により決めればいいのかなと思います。

どうか安全に楽しく、写真をエンジョイしてくださいね。